研究内容総括
製造業のHPを作成、活用する際の注意点を纏めています。
製造業の定義
製造業(せいぞうぎょう、英: manufacturing industry)は、原材料などを加工することによって製品を生産・提供する産業で、鉱業・建設業とともに第二次産業を構成する一大分野である。工業の中でもさらに重工業から軽工業までと幅広く、各国の産業構造によって異なる分布を見せ、概して経済活動において主要な位置付けとなる。
家庭用電気機械器具(家電)、自動車といった工業製品から、コンビニエンスストアで販売される弁当や飲料を調理・製造する産業までが製造業に含まれる。(引用元:Wikipediaより抜粋)
想定している製造業のイメージ
- 受託製造を行っている(メーカーではない)
- 大手依存型のビジネスを行っている
- 特殊な技術があるわけではない
製造業の現状
- 既存顧客からの仕事が多い:新規開拓に対する意欲は高くない
- 新規顧客は展示会がメイン:中止による影響は大きい
- トップセールスが多い:営業パーソンが少ない
- HPを取り敢えず作った会社が多い:HP活用のメリットを理解していない
- ITリテラシーは低い:今までのやり方を踏襲している
- 高齢化が進んでいる:若手や人材確保に苦労している
製造業の事業としての特徴
・対象となる顧客の幅は狭い:誰でも顧客になるわけではない
・自社で製造できるものは変えられない:人や設備に依存している
・BtoBビジネスがほとんど:WEBだけで完結しない
製造業の顧客が求めるもの
目的 | 望んでいる情報 |
---|---|
既存業者からの代替・分散 | 品質/コスト/納期 生産力/設備 地域/アクセス |
既存業者からの拡張 | 品質/コスト/納期 製造/加工可能な情報 精度/加工技術 |
新規の領域で委託 | 悩みが解決できるかどうか 事例/実績 相談できる窓口 |
求めるものはシーン/お客様が持つ知識で違う。
製造業として発信できるもの
分類 | 項目 |
---|---|
基本情報 | 会社概要(設立/資本金/売上高/取引先)、アクセス、沿革、知的財産 保有設備、生産力、納期/製作フロー |
会社の雰囲気 | 従業員の雰囲気、作業現場の様子、製造の様子、管理体制 社内/外イベント |
事例・実績 | 制作事例、加工例、納品実績 |
信頼感と実現性を伝えるために発信していく。
活用への第一
あるべき姿
- 情報発信の重要性を理解している
- 自社で解決できる情報を発信している
- 新規開拓にWebを活用出来ている
現状
- 新規開拓に対する意欲は高くない
- HP活用のメリットを理解していない
- 今までのやり方を踏襲している
問題の根幹
- 社長がメリットを理解していない
- 今までのやり方を変える気がない
- ITを担える人財がいない
HP活用のためには、HPの活用の必要性を感じてもらう
全体の方向性

WEBを中心に仕組みを構築していく。
具体的な対応
- メリットの訴求
- 社内体制
- WEB改善
- WEB活用
WEB活用することのメリットの訴求
直接的効果
- 既存顧客との関係性強化
- 見込顧客への信頼性向上
- 新規顧客の獲得
- 商品PRやイベントの集客
- 従業員の募集
間接的効果
- 求人サイトからの応募増加
- 社内活性化
- 見られることでの改善
POINT
- 目的に合わせて対策を変える
- 初めから広げすぎない
- 運用コストも考える
総費用に対する効果ということを考えていく
WEB活用する上での社内体制
運用の体制
- 方向性や目標の合意
- 運用ルールやスケジュールの立案
- 専任者や責任者の選定
- WEB顧客の営業への渡し方
継続させる仕組み
- 振り返りと改善の仕組み
- ネタを集める取り組み
- 楽しめる環境づくり
POINT
- 色んな部署/人を巻き込む
- 上司は余計な口を出さない
- 若手に任せてみる
続けられる仕組みを構築
WEB改善を行う場合の注意点
自社WEBの改善
- 顧客の求める情報を掲載
- 発信できる情報を掲載
- CVの設置(お問合せやDLなど)
- LPやブログの掲載
- GoogleAnalyticsの設置
- SNSの利用(採用/従業員/地域)
自社以外への掲載
- 公的機関のサイトからリンク
- おまとめサイトへ掲載
POINT
- 顧客が欲しい情報をイメージする
- 入口(LP)と出口(CV)の流れを作る
- 他社、他者の力は遠慮なく使う
顧客をイメージして改善していく
WEB活用を行う場合の注意点
リアルの補助
- 営業活動の支援(情報/資料)
- インサイドセールス
- 顧客接点の増加(メルマガ)
- WEB展示会
リアルで補助
- 営業からのフィードバック
- 営業からの声掛け
POINT
- 営業は興味ない前提で接する
- 営業にメリットを感じてもらう
- 徐々に連携を深める
リアル営業と密な連携を取っていく